Kyon {Silence Of Monochrome}

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2017/12/27

ツマグロヒョウモン~3頭のツマさんたち(羽化不全と保護したこ)16~ チビ幼虫は元気です

12月27日
冬晴れが続いているが、風が冷たく日中も寒い。

ツマジロウさんは27日目、ツマサブロウさんとよっちゃんは26日目となった。

ツマジロウさん。


うちはエアコンをつけないため、室温は17℃前後なので、やや寒い。
ツマたちは30分ほど日光浴をして体が程よく温まってくると、羽ばたいたり動き回ったりするが、
それが終わると、じっと静かにしている。

二頭で翅を広げて日光浴。

気になるわさび。


よっちゃんはだいぶ翅がいたんできて、本人はさほど気にしていないだろうけど、
私が見ていてつらいので、最近の日光浴の時間を短めにした。

ツマジロウさんとよっちゃんは10分以上かけて蜜を吸うが、
ツマサブロウさんは相変わらず早食いである。
ささっと蜜を飲むと、すぐにケースの上の方に行ってしまう。
眠るときもだいたい上側が多い。


食事中のツマジロウさんとツマサブロウさん。
ゆっくりじっくり吸うツマジロウさんに向かって、
さっさと吸い終わった早食いツマサブロウさんが近寄り、
ツマジロウさんにタッチ!します。



日光浴の時は、二頭とも、気持ちよさそうに翅を広げて、日を浴びている。





さて、今月の中旬に、スミレをさっぱり抜き取られてしまった場所で、たった一匹、保護したチビ幼虫。


私には幼虫の越冬経験がなく、毎度、生存確認をするのも双方に負担と思い、
普通に育てることにした。
といっても、室温、気温ともに冬の温度なので、成長は遅いと思う。


出会ったエピソードから、この子にはなんとか生きていてほしい、そして無事に蝶になってほしい・・・そんな強い想いがある。


幸い、スミレを確保できる場所はまだまだあった。
抜かれてしまったのは、葉がヘラ型のノジスミレだったが、反対側の道路沿いには、タチツボスミレが群生していた。
タチツボスミレは葉が大きいので、養育には助かる。
さっそく、チビさんは、ノジスミレとタチツボスミレ、両方の葉を食していた。
食事する姿はいつみてもかわいいものだ。耳をすますと、カリカリと葉をかじる音が聞こえる。
保護したころよりも、少し成長したようだ。



路面のスミレはかわいい紫色の花を咲かせている。
車の排気ガスやヒトの往来の多い場所で凛と咲く。
なんとも、たくましい花だと思う。