Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
上記をクリックするとKyonイラストのホームページとなります。ぜひご覧ください。

2017/12/07

ツマグロヒョウモン 〜4頭のツマさんたち(羽化不全と保護したこ)3〜

12月7日
今日も穏やかに日がさす。しかし気温は冬の気温。

ツマコさんは産まれてから9日目となった。
ツマコさんは翅が折れ曲がっており、バランスがとりにくいようで、地べたを這いつくばる感じになってしまう。

はちみつ水を飲むツマコさん。


そこで紙で作った箱にティッシュを引いたツマコさん専用ベットで過ごしてもらう。
キッチンペーパーを丸めたものに手をかけて、なんとか安定するようだ。

朝、ツマコさん、ツマジロウさん、ツマサブロウさんにはちみつ水をあげた。順番に飲んでくれた。
その後は日が射す場所にツマたちを置いて日光浴させた。

翅を広げるツマサブロウさんとツマジロウさん(右)。
蝶の光に対する反応…といってしまえばそれまでだけど、
彼らの様子はやわらかい日差しの中、とても気持ちよさそうにみえます。

ツマコさんも特製ベットで、翅を広げています。

よっちゃんは逆に日にあててから、食事とした。
日射しを浴びて広げる翅は、いつ見ても美しい。
ただこのこは産まれてから飛ぶ力が乏しい。
夏の日など、花から花へと俊敏に飛ぶツマグロヒョウモンを、カメラのシャッターにおさえるのに一苦労していたのが嘘みたいである。

よっちゃんはしばらく日光浴したあと、はちみつ水を飲んでくれた。

コスモスにつかまったまま、食事をとるツマジロウさん。
ちょっと外の雰囲気を味わえているだろうか…。

彼らの食事のお世話にはざっと30分かかる。
気分か体調か、その時に飲んでくれないこもいるので、1日2回、朝と夕もしくは夜、食事にするようにしている。
日を浴びて、ケースのなかが温かくなったためか、ツマジロウさんとツマサブロウさんは競うように(時にはお互い踏みつけあって……)動き回っている。
それを猫のわさびが、同じく日光浴をしながら、興味深そうに見つめていた。





口吻をちゅるちゅる動かすツマジロウさん。↓
花びらの間についたはちみつ水の水滴を飲んでいたようでした。



はちみつ水をゆっくり味わうツマサブロウさん。口吻は吸収管ともいうそうです。
ストローのように穴が開いているわけではなく、
スポンジで吸い取るようなイメージだそうで…。
なるほど、時々、表面をなめるようなしぐさもみせます。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午後、大学の授業を受け、急ぎ足で家に帰った。18時半。
帰ってうがい手洗いをしたあと、早々にツマたちにはちみつ水を用意した。
ツマコさん、ツマジロウさんはねぼけまなこで飲んでくれたものの、ツマサブロウさんは綿棒で脚をつついても、口吻を出すことはなかった。
天井に貼り付いていたよっちゃんは、すんなり口吻を延ばしてきて、はちみつ水を飲んでくれた。

その後、私の部屋に彼らを移動し、いつものように布をかけて就寝とした。


ツマジロウさんはキッチンペーパーを丸い棒状にしたものに両手をかけて眠っている・・・。その姿がなんともかわいかった。


蝶たちはどんな夢をみているのだろう。。。


コスモスを取り合うツマサブロウさんとツマジロウさん。
このあと、ツマジロウさんが下に落ちてしまいました。

ツマサブロウ={おまえの翅はかたっぽちぢれてるぞ}
ツマジロウ={おまえこそ、翅がくねくねまがりくねっているぞ}

とか言いあっているのでしょうか…。でもけんかとかはしません。
仲良くしてね。。↓