Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2012/11/06

幸せとは。

幸せの指標はどこにあるのか?
どこにおくべきなのか・・・
このところ、よく考える。

仕事でバリバリ、キャリアを積んでいく人は、仕事が、
子供を持つ人は、子供が、
人とのつながりが大切な人は、人とのつながりが、
それぞれ、生きがいとなるのだろう。

中にはお金そのものが、幸せの全てだ・という人もいるだろう。

価値観は人それぞれだけど、
自分は特に、何もないと感じる。
朝もやのなかにいるような、ぼんやりとした空気感。
執着するものはあまりない。
しかし、しいて言えば、二匹の愛猫達だろうか。

だけれど、命あるものはやがて無くなる。

形ある物も、いずれは無くなる。
お金も、物も。

人でさえそのつながり=関係は、立場や思想・ライフスタイルの変化によって、
自然と疎遠となったり、
何かのはずみで断ち切られることもある。
ましてや人も命そのもの。命はやはり、いずれは無となるものだ。
そう思うと、「形あるもの」を幸せの指標や心のよりどころにするというのは、
いささか不安定であり、危なっかしいことではないか・と自分は感じてしまう。

しかし、一方で、「思い出」はなくならない。
一緒に過した日々の記憶も、それらとともに幸せを感じた日々の記憶も。
時を重ねるごとに、体験した時の一片一片が、
記憶の中で何層もの知層となって、蓄えられていく。
そしてそれらは何処にある?

自分の中にある。


・・そう思うと、結局は、自分を最良の友とし、
自分自身に価値を置き、
自分が自分の幸せの指標となることが、本来は望ましいことなのかもしれない。


自分の命は自分とともにあり、自分とともに無にかえる。
それは確実だ。
時の記憶とともに、愛する魂と一緒に、
唯一、一緒に旅立てるもの・・
それは、自分だけだということ。
それは真実だ。


もっと自分を大切に、生きることが肝心だと思う。

自分を大切に生きるとはどういうことだろうか?

自分にとって大切なものとは何だろうか?


また、暗闇の静寂の中、
ぼんやりとした、堂々巡りの自問自答が始っていく・・・

こうして、夜が更けていく。