2012/07/19

脱原発ポスター展。After311

【脱原発】私に何ができるだろうか?と昨年の3月11日以降から、
ずっと考えてきた。
そして、今も考えている。

官邸前の抗議行動やデモに参加したり、パブリックコメントを書いたり・・・
私ができることは、とても小さい。
ゾウに立ち向かうアリの心境だ。

いつか、京都大の小出先生がインタビューで、
「音楽でも絵でも何でも、自分のできる形で表現して行くこと。」
それが大事だとおっしゃっていたことが、
今でも胸の奥深くにある。

そして、先日の『さようなら原発 1000万人アクション』では、
様々な著名人が多数参加される中で、
私は個人的に奈良美智さんのお話がとてもこころに響いた。
微力ながらも絵を描くものとして、とても理解できるお話だった。


・・今回、【脱原発ポスター展】への作品の出展は2度目です。
『視覚言語』である絵は、世界の共通語。
なにかが伝えられるのではないか・という願いを込めて描きました。

・・私は日本という国に、とても女性的なものを感じます。
それは母性にも似た、優しさと育みの魂。
時に厳しく、 時にあたたかく包み込む。
絵の中の女性はこの国を表し、豊富な水資源に囲まれた国であるという象徴に、
彼女は人魚の姿をしています。
その美しい身体に、産みつけられた54個の不気味な卵・・・





{2011年3月11日の原発事故で、空や海や大地、自然界に生きる動物達の、
悲しい悲鳴が聞こえた気がしました。
放射性物質は目に見えず、においも無く、味も無い。
けれども、私達の生活や身体や心を、静かにゆっくりと蝕んでいく・・・
不気味で見えない陰におびえながら、
それでも生きていかなければならないこの国の現実を、
自分なりに視覚化してみようと思いました。}

これが、私の想いです。
 そして、精一杯、できることです・・・

この1枚の絵が、誰かのこころの代弁者となることができたなら、
幸いです。