Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2011/03/26

多角形情報選

高校生の頃はブルーハーツが流行っていた。
私は彼らの歌の中でも何故か、「チェルノブイリ」を気に入っていた。

1986年に起こったチェルノブイリ原発事故もおぼろげだが覚えている。
小学生ながら噂に翻弄され「雨は恐いな」と恐怖心を抱いた気がする。


今もしかしたらとんでもない事が起こっているのではないかと固唾をのんでいる。
民報では軒並み報道が少なくなったので、
ネットなども活用し、他の情報を進んで得ている。
新聞も雑誌、できれば書籍も可能な限り読むようにしている。
あらゆる方角からあらゆる情報を私は欲している。
 それはやはり、歴史的な大惨事の傍観者ではいられないからだ。
自虐的だが進んで恐怖しているようにも感じるし、
様々な情報に翻弄され、疲弊もする。
しかし、本当に怖いのはこれら今起こっている事に無関心である事だと思う。
だから私はあらゆるメディアに釘付けで絵がとてもじゃないけど描けません・・・・・

また根本的に、マズローの欲求段階説を思い出すが、
衣食住と身の安全が確保されているのが前提条件で、欲求の最上階にあるのが自己実現なわけで、とてもそれどころでなくなってしまっているのは、
自分自身が本能的に危機を感じているのではないかとさえ思えてくる。
その不安を解消するために、私は正確な情報を欲してやまないのかもしれない。

今日は初めてホットスポットと「晩発障害」という言葉を初めて知った。
とくに後者の言葉の意味を知ると、
「直ちに影響が無い」という言葉がどういう含みを持っているかが垣間見れてしまう。

でも一方で核実験の多かった1970年代、
その頃の大気中にはかなりの放射能が漂っていたのでは・という意見も聞いた。
そしてその中で私は産まれ空気を吸いミルクを飲み野菜を食べて育ってきた。
と思うと、何となく、そうだよねえ・・・・・・と納得してしまった。

とにかく幽霊にしても、放射能にしても、幸か不幸か高いイマジネーションを持つ人間にとって
目に見えないものと言うのは、100倍にも1000倍にも恐怖感が増大してしまう。
今は「空想」よりも的確で早い情報、そちらのほうが優先させ、
その高いイメージ能力を活用する事が大事だと思う。